原因不明の小児肝炎が急増
海外で急増している原因不明の子どもの急性肝炎について、当てはまる可能性がある入院患者が国内で初めて報告されたと発表しました。
厚生労働省は自治体に対し、注意喚起を行うとともに、同様のケースがないか報告を求めています。
世界保健機構(WHO)によると、こうした子どもの急性肝炎は、4月21日までに英国を中心に12か国で169人(生後1ヵ月~16歳)が報告されています。この169人の1割にあたる17人が肝移植を必要とする重篤な状態となり、そのうち1人が亡くなっています。
海外での患者は、下痢や嘔吐などのほかに、重度の急性肝炎による「黄だん」がみられたとの事。いずれも肝炎ウイルスには感染していませんでした。